事務局日記(H21.6)
バックナンバー(H21.5)



■平成21年6月24日

 藤里町はいま、新緑がますます目に鮮やかな今日この頃です。
 写真は太良峡(犬戻渓谷)です。イワナが釣れる場所だそうで、おう穴から少し下ったところです。
 この写真が撮影されて間もなく、この奥の県境の道路で土砂崩れが発生し、現在は通行止めになっています。
 早く復旧してもらいたいものです(数日後に通行止めは解除されました)。


■平成21年6月12日

 報告ページにもあるように、6月10日は当会事務局となっている宝昌寺の恒例行事である「宝昌稲荷例大祭」に併せて、「ブラボー中谷 チャリティ
マジックショー」が開催されました。
 昨年まで「チャリティ落語会」として行っていたのですが、より幅広い年代の方々、とりわけ子ども達にも大勢来てもらいたいと考えていたところ、これまでも当方が関係する各種イベントで出演いただいたご縁もあり、オファーに快諾をいただきました。
 また「秋田いのちの電話」支援という自殺予防活動としてのチャリティ主旨に、ブラボーさんも快く賛同していただき、今回の企画と相成りました。

   

 ところで、マジック界での先輩であるマーカ・テンドー師が末期がんとなり、ブラボーさんは「マーカ・テンドーを復活させる会」の発起人として尽力されてきた
のですが、テンドーさんは先月末にお亡くなりになったばかりでした。享年49歳という若さで…。
 通常の病院治療では完治の見込みがなく、医療保険適用外の高額な治療費のために募金を呼びかけ、各方面に支援の輪が広がりつつあった矢先の
逝去に、辛いお気持ちを抱えられた中でのご出演となりました。

 当日はそのようなことを感じさせない、いつものようにおちゃらけ(?)ながらも見事なマジックを披露していただきましたが、もっと生きたくても生きることが
できなかったテンドーさんの分まで「生ぎでいくべ!」という、ブラボーさんなりのメッセージだったようにも感じられました。
 “自殺予防活動”としての今回のチャリティ主旨と重ね合わせると、勝手に感慨深いものを感じたステージでもありました。

 あらためて、遠路ご多用の中ご出演をお引き受けいただいたブラボーさんに感謝いたしますと共に、大事なマジック仲間のご冥福をお祈りいたします。


■平成21年6月6日

 厚生労働省の人口動態統計が発表されました。昨年も、秋田県の自殺率は全国一で14年連続のワーストです。
 本県の自殺率10万人当たり37・0というのは、ひと頃の40を越えた数値に比べると改善され、一昨年は前年度比63人減、昨年は同10人減と、
減少傾向にあることは行政や各種団体の取り組みによるものと一定の評価がなされているものの、全国一から未だ脱却できずにいます。
 昨年も県内で409人もの方々が尊いいのちを自ら絶っています。一年間でわが町の人口の一割近くが、自殺によって亡くなった計算になります。

 少し前に発表された「警察庁」発表の自殺者統計による自殺率は、1位山梨県、2位青森県、3位秋田県でした。
 よく言われることですが、警察庁は居住地に関係なく警察署管内で発生した件数(外国人含む)を合計し、厚労省は居住地に基づきカウントするので
市町村別・都道府県別に違いが生じるにしても、昨年全国では警察庁発表で32,249人、厚生労働省30,197人と、自殺者総数の統計に2千人
もの差があるのはなぜ?事故や急病なのか、自殺なのかはあいまいなケースもあり、警察と役所の見立てでは違うのかも…?

 データは重要ですし有効活用されなければいけませんが、比較増減以上に大切なのは今この瞬間にも、どこかで誰かが死を思い悩んでいるという現実をどう受け止めるかではないでしょうか。
 今年1月に行われた「心といのちを考えるフォーラム」の際に講演されたライフリンク代表の清水康之さんが、「『前年と比べて○○人減少』という表現を
マスコミはするけれど、この一年で新たに自ら命を絶った人、そしてその苦しみを受けた遺族が今まさに増え続けていることを、胆に銘じなければいけない」と語ってくれたことが思い出されます。
 数値に一喜一憂せず、地域に根ざした自殺対策への取り組みを行う上で、一人ひとりの抱えている思いや苦悩に寄り添いつつ、“顔の見える関係”を
大切に今後の活動を心がけていきたいものです。


■平成21年6月5日

 この度、日本司法書士会連合会様より、「司法書士業務のためのメンタルヘルスハンドブック −自殺予防と遺族支援の取り組みに向けて−」
が発刊され、当会にもご恵送いただきました。
 申すまでもなく、法的問題に精通された司法書士などの方々が自殺対策や遺族支援、メンタルヘルスの問題にご配慮いただけることはたいへん
心強く、ありがたいことです。また示唆に富んだ内容で、非常に参考になることの多い一冊です。
 関心をお持ちの方は、上記リンクをクリックしてご参照下さい。